金剛山 観光地のご案内

名峰 金剛山

「ダイヤモンド(金剛石)のように輝く山」として、その名が付いた名峰・金剛山。
東西40キロ、南北60キロに渡って約1万2000の峰々がそびえる光景は、中国・

北宋代最高の詩人、蘇東坡(そとうば)が「願生高麗国 一見金剛山」(一生に高麗の金剛山を一度見ることが私の願いだ)と歌いました。

内金剛や外金剛では、花崗岩からなる奇岩怪石が連なる山々や美しい渓谷の景観を堪能することができます。外金剛が荒々しい男性的な景観であるのに対して内金剛はどちらかというと穏やかな女性的な景観であると言われております。
そして海金剛では海や湖の絶景が楽しめます。

自然の美しさばかりではなく、新羅時代より仏教が盛んであった金剛山には、由緒正しい寺や石塔、石仏などが多くあって、自然美との調和が魅力です。
また外金剛には古来有名な金剛山温泉があり、金剛山は様々な観光資源に恵まれた場所です。

見所

平壌(ピョンヤン)か金剛山(クムガンサン)まで

平壌から金剛山へ行くには、まず元山に向かいます。

平壌―元山間は、自動車で約3時間30分程の道のりです。

途中、新坪ドライブインで休憩し特産物などご覧いただけます。

元山から金剛山までは、海辺に沿って108km下ると金剛山にたどり着きます。

 

 

 

 

 

 


玉流潭(オクリュダン)と玉流の滝(オクリュポッポ)

金剛山の玄関口とも言われる金剛門を抜けて急斜面の道を登ると、金剛山四大絶景の一つと言われる玉流洞渓谷の美しい景色が広がります。

この麓に玉流潭(面積600㎡、深さ6m)とその泉が流れ落ちる玉流の滝があります。

 

 

 

 

 


九龍の滝(クリョンポッポ)と九龍淵(クリョンヨン)

九龍の滝(滝壁100m、滝の高さ74m、幅4m)は朝鮮3大滝の一つと言われます。

滝の下には、九龍淵と呼ばれる深さ13mの滝壺があります。

昔、金剛山を守る9匹の龍がこの滝壺に住んでいたとの言い伝えから九龍淵と呼ぶようになりました。

 

 

 


上八潭(サンパルダン)

九龍淵から150m程下りて連潭橋を渡り、14ヶ所のはしごで700m程登ると九龍台にたどり着きます。

その下方の深い渓谷を見下ろすといくつもの潭が数珠繋ぎになっていて、その中でも大きな八つの淵を上八潭といいます。

昔、一人の実直な若人が水浴びに舞い降りた仙女と結ばれて幸せに暮らしたという「金剛山八仙女」の伝説はここで生まれました。

 


水晶峰(スジョンボン)

水晶峰はその名のように水晶などが花崗岩とともに埋蔵されていて、山のいたるところで良質で結晶が大きい天然水晶が取れる有名な場所です。

水晶峰は温井里から近いので、早朝に散歩がてら登り、日の出を見ることもできます。

 

 

 


昆盧峰(ピロボン)

金剛山の主峰である昆盧峰(高さ1639m)は、雄大かつ荘厳であるうえ美しい金剛山の「一万二千峰」の全景と朝鮮東海の蒼海まで一望におさめることができる最高の展望台です。

昆盧峰の頂上に辿りつくと朝日をあびると銀色に、夕日にうつると黄金色に輝くはしごがあり、観光名所となっています。

 


海金剛(ヘクムガン)

江原道を流れる南江の河口の東海岸一帯に開けた絶勝―海金剛。千妙万態の奇岩巨石に打ち寄せては水しぶきをあげる波の風景は画家達の人気スポットです。

全島が岩石で、その岩間にがっしりと根を張った松が見事な松島。

「関東八景」の第一にあげられた大海原に浮かぶ叢石亭も必見の価値があります。

 

 


三日浦(サミルポ)

温井里から東方12kmのところにある湖、三日浦(周囲5.8km、深さ9~13m)は古くから「関東八景」の一つに数えられています。

湖には松の木が生い茂っている臥牛島があり、湖岸には夢泉という泉があります。

昔、ある王様が日帰りのつもりでここに遊びに来て、その景色の美しさに魅せられて三日もとどまったという由来から三日浦と名づけられました。

 


温井里温泉(オンジョンリオンチョン)

温井里は観光客が宿泊する金剛山ホテルや外金剛休憩所がある村里です。

心ゆくまで金剛山の美しさを堪能し、ホテルから徒歩数分にある温井里温泉につかれば夢見心地はまちがいなし。

この温井里温泉は、無色透明のラドン温泉で水温は37°~44°C。

疲労回復、心臓疾患、高血圧などに効果があります。