元山 観光地のご案内

国際観光都市としての元山

朝鮮半島東海岸中部の元山湾に面し、西には馬息嶺(マシンリョン)の山並みが連なり首都平壌へ200km、金剛山へ120kmの地点にあります。

朝鮮半島東海岸にある東朝鮮湾の奥には、南の葛麻(カルマ)半島と北の虎島(ホド)半島に囲まれた永興湾があり、朝鮮東海の荒波から守られた天然の良港になっています。
葛麻半島の内側が元山港のある元山湾(徳源湾)で、葛麻半島の外の永興湾には薪島・大島・小島・熊島・麗島など20余りの離島が点在しています。
元山港の北西には海水浴場や遊園地のある松涛園(ソンドウォン)遊園地が続き、元山港の東の葛麻半島西岸には明沙十里(ミョンサシプリ)という長い砂浜があり、夏季の休養地、景勝地となっています。

一方の馬息嶺一帯は冬季の総合レジャータウンとして開発が進められています。

見どころ

平壌(ピョンヤン)から元山(ウォンサン)まで

平壌から元山へ行くには電車または、平壌 – 元山観光道路(196km、1978年に完成)に沿って車でも行くことができます。観光道路で行く道の途中にある新坪金剛名勝地も「小さな金剛山」「渓谷美の公主」とも呼ばれ、車を停めて美しい景色を眺める休憩所となっています。


響きの滝(ウルリムポッポ)

元山からそれほど遠くない川内郡の山奥に位置する高さ75メートルの「ウルリム瀑布」は、滝の音が十里離れても響くとして名付けられ、周辺の景色も壮観です。

この地区には、喫茶ラウンジ、展望台等の観光施設がもうけられています。

 

 

 

 

 

 


馬息嶺スキー場(マシンリョン)

2012年12月31日にオープン、全距離110km、海抜1363mのスキー場で元山の中心から24kmの場所にあります。

10ある走路は上級、初・中級者向けコースになっており、水平エスカレーターや、最高峰である大火(テファ)峰をはじめ、至るところに設けられた休憩所では温かい飲み物や軽食を販売しています。

またケガ人のための屋内診療所、野外医療室、ヘリコプター着陸場等もあります。

スノーボードやソリ、スケートもでき、スキー場は夜間にライトアップされ夜景も楽しめます。

雪が降らない季節には、登山やローラースケート、グラススキー場として利用できます。


松涛園国際少年団キャンプ場(ソンドウォン)

朝鮮と世界の子供たちが集まってキャンプ生活をすることができる、朝鮮で最も大規模で現代的な国際キャンプ場で2014年5月に竣工されました。

キャンプ場は東海の名勝ソンドウォンに位置し、特色のある建物が海と調和して美しい絵のようです。

キャンプ場には、宿泊施設と食堂があり、劇場やゲームセンター、図書室、国際親善室、美術館、展覧会場、3D映画館などがある国際親善少年会館があります。

また、屋外運動場と体育館、屋内プール、野外プール、屋外アーチェリー場等が設けられており、様々なスポーツを楽しむことができます。 更に水族館や鳥類舎など新たな施設も多数備えられました。

キャンプ場では、様々な食事も作って食べられる料理実習室もあります。 キャンプの季節になると、キャンプ場はいつも世界中から集まった子供たちの笑い声であふれています。


釋王寺(ソクワンサ)

ソクワンサは高麗末 – 朝鮮王朝時代の寺院です。

1386年に初めて建築物が建てられ、その後、朝鮮王朝時代に至って、50棟以上の大小の建物が建設されました。

ソクワンサは高麗末期から朝鮮王朝の時期に至るまでの優れた建築を示す貴重な文化遺産です。