平壌地区「その他」
1.黎明通り

チュチェ106(2017)年に錦繍山太陽宮殿地区に建設されたマンリマ(万里馬)時代の記念碑的創造物です。
90余ヘクタールの広い敷地に、新しく建てられた70階建てのアパートをはじめ4800余世帯、44棟の超高層、高層、多層アパートと託児所、幼稚園をはじめ40余棟の公共の建物、それに立派に改築された70余棟のアパートと公共の建物が立ち並んでいます。
グリーン建築、ゼロ炭素・ゼロエネルギー建築を志向する現代の趨勢に即して、屋上緑化、壁面緑化が実現され、冷暖房には地熱、照明には太陽光を利用しており、太陽光誘導照明装置、雨水回収・利用システムなど数多くの先端技術が導入されています。
膨大な黎明通りの建設は、敵対勢力の制裁・圧殺策動を、不屈の攻撃精神、不退転の社会主義精神によって粉砕し、黎明をもたらすための大激戦でありました。
とりわけ、突然の大水による天災を克服し、よりよい人民のすみかをつくるために繰り広げた大規模の北部災害復旧戦闘を勝利のうちに締めくくり、わずか9カ月で工事を完了したことにより、黎明通りは大飛躍のシンボルとなったのです。
黎明通りの住宅は科学者、教育者をはじめ平凡な勤労者に無料配当されました。
2.未来科学者通り

チュチ平壌にある未来科学者通りは、忠誠の橋から羊角橋までの大同江のほとりを占めています。
大規模の塔状、束状の高層、超高層アパートと公共の建物がよく調和している未来科学者通りは、建物の外装タイルと屋根の形式に特色があり、各種の商業、給食、便益・サービス網、そして休憩場、スポーツ公園などが調和よく組み合わさり、現代文明のモデル通り、天然色通りと呼ばれています。
蒸し暑い三伏の期間にも涼風が立つ53階建ての超高層アパートの頂点(150余m)からは、景色のよい平壌市を一望のもとに俯瞰することができます。
リサン(理想)商店、ソムグァン(閃光)電子器具商店、アチム(朝)コンピュータ商店、ポムノウル(春の朝焼け)商店、柳京チャンミ(バラ)院、マンボク(万福)商店などのサービス施設はその名を口にしただけでも明日の幸せが訪れてくるようです。
数千世帯分のアパートや百数十余のサービス施設、公共の建物が立ち並ぶ未来科学者通りは、わずか1年の間に建設されました。
3.倉田通り

倉田通りは、金日成主席と金正日総書記の銅像がある万寿台の丘から玉流橋の周辺までの大同江のほとりを占めています。
建築形式において、従前よりずっと狭い敷地面積に多くのアパートやサービス施設、公共の建物が調和よく立ち並んでいます。
流線形、円形、角形などさまざまな形の45階建て、30階建てなどの超高層、高層アパートは、仕上げ建材の淡くて清新な色で外部を装飾し、穏やかで暖かい感じがするように内部を装飾して建築の造形化、芸術化を実現しています。
高くそびえ立つアパートと立体的に結合した地上と地下空間の数多くのサービス施設、それに教育・保健医療機関、人民劇場をはじめしゃれた建物、記念碑的建築物がよく調和しています。
青い芝生に植えられた良種の木々、百花繚乱の花壇などは、通りのすべてのものがあたかも公園の中にあるように感じさせます。
そのうえ、特色ある建築物の照明効果は、大同江と調和して平壌の夜景を一層異彩あるものにしています。
4.平壌地下鉄

首都市民の便利な交通手段の一つ、平壌地下鉄はチュチェ62(1973)年9月に開通し、4段階にわたって拡張されました。
各駅は首都の交通要所と住民地帯、主な公共建物、広場、公園、遊園地の近くに配置されていて非常に便利です。
地下の各駅は個性的なテーマの建築様式になっています。
壁や柱は彫刻、モザイク壁画、大型壁画の浮き彫り作品などで飾られ地下鉄を利用する方々に豊かな情緒と満足感を与えています。
現在、平壌地下鉄は外国観光客の主な参観コースになっています。