訪朝日記 「入院日記」

「千葉ハッキョの会第三次訪朝団」で平壌を訪問した私は滞在6日目に平壌親善病院へ入院することになってしまいました。

足に塗っていた薬の副作用が原因との事で、多少痛くても日本に帰るまで我慢しようとしてより悪化させてしまったようです。

しかし私はこの入院生活を通して、朝鮮という国の真の姿を再確認することになるのです。

1日に3度も診察をされ、心の通ういろんな話をしながら愛情のこもった治療をしてくださった医師の姿には本当に心打たれました。

看護師たちは病室に来るたび、仕事とは関係のない話を茶目っ気たっぷりしていつも私を笑わせてくれるのでした。

※ 私のトレーニング器具を使って完全に遊んでいます。

夜勤の医師、看護師たちと共に夜遅くまで行った「座談会」も忘れられません。

3日目、ついに退院するときには涙が出るほどでした。

ここは、体は勿論、人の心まで癒してくれるところでした。

そして、みんなと再会しに、帰りたくなる人情あふれる故郷のように温かい場所。

振り返ってみればこれこそまさしくウリナラ、国全体の姿であったのです。

今度共和国に行ったらお土産をたくさん持って健康な体で必ずまた病院を訪ねたいと思っております。

*治療費、入院費はすべて無償でした。

ありがたい祖国です。

千葉県在住 金有燮