平川どじょう汁屋
朝鮮では昨今、どじょうの養殖が盛んだ。
これにともなって、全国各地にどじょう料理専門店を出店する取り組みも進められている。
ひと足先に平壌では、各区域にどじょう汁屋がオープン。
中でも全国的な人気を集めるのが、平川区域総合食堂 平川どじょう汁屋だ。
豊富な栄養価を持つどじょうのすべての部位を余すことなく活用し、市民に親しまれるどじょう料理を独自に創案、どじょう料理の普及に一役買っている。
同店では、6種のスープ、4種の粥をはじめ、唐揚げ、刺し身など30余種の多彩などじょう料理を楽しむことができる。
キム・グァンオク厨房長によれば、どじょうの頭部と骨をかく拌して作った「どじょう団子」が老若男女を問わず人気。
また、苦手意識のある人には、「どじょうの豆腐揚げ」が食べやすくて好評だという。
看板メニューはやっぱり「どじょう汁」と「どじょう粥」。
「どじょうと豆腐のスープ」「どじょう補養粥」「どじょう白粥」など数あるメニューから選べるのがうれしい。
デリバリーサービスも行っており、オーダー数は伸び続けているという。
また、店内には室内養殖場もあり、活きの良いどじょうを目で見て楽しむこともできる。
毎年、どじょう料理に特化した全国規模の料理コンテストも行われるなど、切磋琢磨のなかでいっそう美味しく、美しく進化する朝鮮のどじょう料理。
夏真っ盛りの平壌で、朝鮮ならではのどじょう料理を味わってみては。