≪中外ニュース≫ 発展と飛躍の喜び、大パノラマで

大マスゲームと芸術公演「人民の国」/平壌で絶賛上演中

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新しい大マスゲームと芸術公演「人民の国」(以下、マスゲーム)が、6月上旬から平壌のメーデースタジアムにて絶賛上演中だ。
作品は70余年の朝鮮の歴史に触れながら、日進月歩で発展と飛躍を遂げるこんにちの朝鮮の姿、その中で人々が享受する喜びや幸せを大パノラマで描き出している。

新作マスゲームのテーマは「人民の国」。
世界最大規模としてギネスブックにも登録された「アリラン」(2002〜13年)の上演から、昨年5年ぶりに新たに創作された「輝く祖国」の一部演出を踏襲しながらも、新しい要素を随所に散りばめた。
5月26日付労働新聞は、「輝く祖国」の創作チームはマスゲームに対する人々の愛着と観覧熱を受けてより特色ある作品を創作したとし、新作マスゲームについて「自主的尊厳と矜持をとどろかせてきた人民の勝利の歴史、人民の夢と理想を実現していく社会主義祖国の真の姿を大叙事詩的画幅に繰り広げる」と報じた。

上演時間は約1時間35分。序章と第1〜6章、終章で構成されている。

序章「日が昇る白頭山」
場内に愛国歌が響く中、大型の朝鮮国旗が掲揚され、百数十台のドローンが夜空に描く「人民の国」の文字が公演の幕開けを告げる。

第1章「社会主義わが家」から第2章「勝利のこだま」は、祖国解放から建国、祖国解放戦争、苦難の行軍時代まで、朝鮮が歩んできた厳しくも誇らしい半世紀の歴史をダイジェストで伝える。

つづく第3章「元帥が拡げる人民の国」と第4章「宝剣-自力更生」が、本作の白眉といえる。
従来の作品にはない新たな演出が多数盛り込まれた。

第3章の「万里馬の気概」「建設の大繁栄期」「栄えるわが国」などの景では、科学技術、教育、建設、食などの人民生活と経済発展において注力するテーマが、1万7千余人の一糸乱れぬカードセクションと大スケールのプロジェクションマッピングで描かれる。

スタジアム前方に設置されたステージ上で繰り広げられる旺載山芸術団によるタップダンス、マジックダンス、民族舞踊も見どころの一つとなっている(第5景)。

第4章はサーカスで、まさに自力更生の精神を示す、大迫力の空中アクロバットや大車輪など手に汗握るスリリングなシーンが続く。

第5章「統一はわが民族同士」第6章「親善、団結の歌」終章「われらには偉大な党がある」で公演は締めくくられる。

公演は訪朝した外国人や海外同胞も多数観覧するなど、連日盛況を呈している。
大マスゲームと芸術公演「人民の国」は10月中旬まで行われる予定だ