≪中外ニュース≫ 13種類の海鮮蒸しが人気

楽浪館

昨今、平壌では海鮮蒸しがブームだ。
なかでも、平壌市楽浪区域の統一通りに位置する「楽浪館」は、朝鮮東海・西海直送の新鮮な貝や魚などの海鮮をリーズナブルな価格で味わえると評判のお店だ。
同店のイチオシは、季節によって異なる13種類の海鮮蒸しセット。
牡蠣やムール貝、ワタリガニ、アワビ、赤貝、サザエ、ハマグリ、海老などを、蒸し器が設置された専用テーブルで豪快に蒸していく。

一通り海鮮蒸しを楽しんだ後の締めは、「オジュク(魚粥)」と呼ばれる海鮮雑炊。蒸し器の下にはあらかじめもち米が仕込まれており、蒸した海鮮から汁が滴り落ちることで、海鮮蒸しを食べ終わるころには雑炊ができあがる仕組みだ。
海鮮のエキスが染み込んだ雑炊は、風味豊かでクリーミー。もちろん栄養も満点だ。

  
▲ クリックで画像を拡大

同店スタッフのテ・ヨンミさんによれば、13種類の海鮮は客の好みや季節によって、蒸し料理以外に刺身でも提供可能だという。
「海鮮はすべて当日直送です。店内にはいけすも設置しているので、貝や魚の鮮度も抜群。いつでも新鮮な海鮮を提供できます」と自信たっぷりだ。
テさんのおすすめは、スタッフが客の目の前で調理してくれる「うなぎのかば焼き」。
特製のタレを絡めたかば焼きは、肉厚でプリプリの食感が楽しめる逸品となっている。

酒類も豊富で、生ビールや焼酎の他に、自家製の薬酒(薬草を使ったお酒)やマッコリを提供。
爽やかな酸味と微炭酸の効いたマッコリは、女性客に人気だ。

店内には、貝蒸し専用テーブルが並ぶスペース(65席)の他に、炭火焼肉専用スペース(88席)も設置。
地下には、6人から13人まで収容可能な貝蒸し専用の個室が3部屋ある。

炭火焼肉専用スペースには無煙ロースターを完備しており、牛や豚、ダチョウ、羊などの肉を100g単位で注文するビュッフェスタイルを取り入れている。
年中無休。営業時間は、11時30分から22時まで。