山頂付近に白い浮石が多く分布するところから、朝鮮では「白頭山」と呼ばれ、古くから朝鮮民族の聖地として崇拝されて来た白頭山地区は、大部分が太古の天然樹林地帯として自然風景が秀麗で、壮大で美しい名所がいたるところに点在します。

将軍峰は海抜 2,749ｍ、白頭山で最も高い峰であり頂上から北に天池の方へと伸びた尾根は壮観で険しい峰としても知られています。

世界で一番高い所にある火山湖天池の水は地下水に含まれている主なイオン鉱泉の成分がほとんど含まれているので、健康と長寿にも特効があり昔から天池の水を飲むと百年は長生きすると伝えられています。

白頭山は秋が深まると、ひときわ山が白く見え、山が白いぶん、朝焼けも夕焼けもいっそう赤く見えます。

白頭山噴火の玄武岩の溶岩台地にできた玄武岩の固い岩盤の上に浮石が風に飛ばされて2～7メートルの厚さにたまりできた地形に伏流水が流れ込み、大小20数個の池ができました。

中でも大きな3つの池が仲の良い兄弟のように並んでいるところから、三池淵と呼ばれています。