陽徳温泉文化休養地がオープン
陽徳温泉文化休養地(平安南道)が1月10日、オープンした。
同休養地は東京ドーム35.5個分に相当する166万余㎡の敷地に、さまざまなレジャー施設がひしめく朝鮮初の総合温泉リゾートだ。
陽徳温泉は朝鮮の代表的な硫黄温泉の一つで、国内にある50余の温泉の中でも薬効がとても高いことで知られている。敷地内には20以上の大小の露天風呂のほか、巨大な室内温泉場があり、さまざまな温度の浴槽とサウナが備えられている。
これらの温泉は、慢性皮膚炎、皮膚アレルギー、外傷や手術の後遺症、痛風、胃炎、便秘、神経痛などに効果的だという。
温泉の溶出時の温度は、80~85度。
この高温泉を利用し、目の前でゆであがった温泉卵を食べることができるサービスも同休養地の目玉の一つだ。
同温泉のスタッフによると、一日に数千個の卵が売れる人気ぶり。
「温泉の薬効成分を吸収した半熟卵は栄養もさることながら、美しい景観と澄んだ空気の中で食べられる。同休養地だけで味わうことができる美味」だと人気を博している。
また併設されたスキー場ではスキー、ショートスキー、ソリ、スノーバイクなどを、乗馬公園と調馬場では乗馬を、ほかにも卓球、ミニゴルフ、射撃、電子ゲーム、映画鑑賞などを楽しむことができる。
休養地の中心には、マッサージ室などの治療室と運動室、レストランや商店が入る総合サービス施設がある。
これを取り囲むように7棟の旅館と自炊型の宿泊施設群、療養のための施設がある。
宿泊施設の収容能力は約2千人。
オープン以降、連日、温泉観光や湯治に訪れる市民たちでにぎわっている。